視界基礎知識

2022年1月2日

この記事では、エターナルリターン(旧称:ブラサバER)視界について解説します。

視界とは、マップの明るくなっている場所のことを言います。

直接ダメージに関わらないので軽視されがちですが、非常に重要な項目です。

視界の重要性

視界はこのゲームにおいて、有利な状況をつくるために非常に重要です。

諸説あるかもしれませんが、私は一番くらい重要だと思っています。

バトロワゲームでは基本的に逃げるにも襲うにも待ち伏せするのにも、必ず相手の存在に気付くところから始まります。

「自分だけが相手に気付いている」という状況は、「自分だけが有利な行動をとることができる」ということなのです。

進行方向を予測して罠を仕掛けることもできますし、敵のHPまで見えると漁夫も格段にやりやすくなります。

また、相手は人間ですから、予想していない攻撃にはどうしても判断が遅れます。

状況によってはキャラ相性や熟練度差も覆して勝つことが出来ますから、戦闘前から有利をとれるよう心がけましょう。

ポイント
  • バトロワゲームでは基本的に逃げるにも襲うにも待ち伏せするのにも、必ず相手の存在に気付くところからです。
  • 視界は直接ダメージには関わらないですが、戦略を立てる上で非常に重要です。

視界がとれる場所

  • 自分の周り
  • 自分の置いたカメラ(アイテムの「監視カメラ」「望遠カメラ」「偵察ドローン」「EMPドローン」。これらをまとめて、この記事では「アイテムのカメラ」と呼びます。)
  • コンソールを起動した状態の街灯のようなカメラ(アイテムのカメラと区別するためにこの記事では「CCTV」と呼びます。)
  • トラップを置いた場所
  • スキルを発動した場所(視界をとれるものと、とれないものがある)

これらの周りは明るくなって、そこに何がいるか見えるようになり、そこに映った敵についてはtabの詳細情報が更新されます(プレイヤーが画面を移動して見ている必要はありません。遠くに置いたアイテムカメラや、少し前に起動したコンソールのCCTVに知らない間に映っていた場合も更新されます)。

よく使われている言葉として、このような状態のことを「視界がとれている」と言います。

それ以外の暗い場所は、敵や野生動物がいても見えません。

Tabのキャラリストは更新した順番にソートされる

Tabのキャラリストは視界に移った敵実験体が一番上にきます。

「さっき一瞬誰かマップに映ったけど、よく見えなかった」というときはTabのキャラリストの先頭を見れば、それが誰で、装備は何かが確認できます。

※デュオスクアッドでは味方の視界に映った相手も表示されるため注意しましょう。

罠やスキルでも視界がとれる

罠を置いても、その部分の視界がとれます。

罠が時間切れで無くなったり、発動すると視界は無くなります。

また、一部のスキルによって発生したオブジェクトには視界をとる効果があります。

アデラのQ「プロモーション」は、ポーンの周りの視界が取れます。

物が残るようなスキルはだいたい周りの視界を取れます。

また、アヤのW「固定射撃」など、遠距離から飛ばせるスキルのヒット音でもアンブッシュを確認できます。

このようなスキルを持っている実験体は、ブッシュ(草むら)をチェックするときカメラを節約することができます。

オブジェクトの有無やタイマーは視界が取れていなくても見える

視界の取れていない暗い場所ですが、直接行かなくても視点さえ動かせばまだ残っているかはわかります。

ジャガイモがどこに残っているかもわかりますし、池や海辺の魚釣りや水採取のタイマーも見えます。

ポイント

視界が取れていないところの敵は見えませんが、オブジェクトの有無やタイマーは見えます。

夜の視界

夜は、自分の周りの視界がかなり狭くなります。

左が昼で、右が夜です。
昼は見える距離にいたハウンドが、夜には見えなくなっています。

そのためアイテムのカメラを設置したり、カメラやコンソールのCCTVを起動したり(下で詳しく解説します)してマップの視界を確保しることが重要です。そうしなければ、敵の接近にギリギリまで気が付けません。

特に初日の夜で準備の整っていないうちに仕掛けられると窮地に陥りがちです。

警戒や、逆に待ち伏せをするためにも、初心者のうちは初日夜くらいからコンソールでCCTVを起動するのがいいでしょう。

視界を広げるアイテム

夜の間のみ、「狙撃スコープ」などの視界を広げるアイテムを装備して視界を広げるという手もあります。ただし、これを装備したまま戦闘状態に入ると装備を変更できなくなってしまうため、注意が必要です。
ポイント

夜は視界が狭くなるので、初日夜からはコンソールを起動しましょう。

コンソール

保安コンソールを起動すると、3分間そのエリアにあるCCTVが活性化されます。

CCTV活性化した視界の画像

コンソールでCCTVを活性化させると、カメラを置いていない場所でも視界がとれます(コンソールの視界には昼夜は関係ありません)。

ただし、敵の透明状態を看破することはできません

敵がコンソールを起動させている場合、CCTVがこちらを見てきます。

自分が動くとカメラも動いて見てきます。

CCTVの警告灯の色

0.36.0 (2021.07.08)パッチから、CCTVに警告灯が追加されました。

パッチノートの記述

これからCCTVで自分が露出されたかをより明確に分かります。

  • 自分が作動したCCTVは緑で、敵が作動したCCTVは赤で灯ります。
    • 自分と敵が同時にCCTVを作動させたら、赤いランプが点灯します。

敵が起動している場合は赤の警告灯が優先されるので、敵に起動されているか=位置と装備情報を見られているか、が一目でわかります。

赤の警告灯が表示されている場合は近くに敵がいる可能性があるので、草むらなどでの待ち伏せに注意しましょう。

パッチ0.44.0でコンソールの使用が変更されました。

  • これから1チームだけセキュリティコンソール視界を獲得します。
  • セキュリティコンソール動作に成功すると、3秒後に以前にセキュリティコンソールを動作したチームの視界を除去します。
  • セキュリティコンソール作動後、3秒間再作動できません。

これによって、複数のエリアの視界を取り続けて支配するプレイがやりにくくなりました。

CCTV視界改編

0.40.0 (2021.09.02)のパッチでCCTVの位置が調整されました。

ポイント
  • CCTVの活性化時間は3分です。
  • CCTVから見られたら、敵から位置を把握されている可能性があります。

衛星レーダー

衛星レーダーはゲームスタート時と、夜から昼に切り替わるタイミングで起動します。

これによってすべてのプレイヤーの位置が見えますが、tabの詳細情報は更新されません

ポイント

朝のタイミングでは、必ずMボタンを押して全体マップを確認し、衛星レーダーの情報をできるだけ得ましょう。

アイテムのカメラ

0.38.0 (2021.08.05)パッチからカメラの設置が移動を阻害し無くなり、一部のスキル中にカメラを設置できるようになりました(以後のパッチで全スキルに拡張予定)。

カメラ類の製作によって罠熟練ではなく探索熟練が得られるようになりました。

カメラの視界が以下のようになっています。

  • 監視カメラ視界 7m → 8m
  • 偽装カメラ 潜入探知範囲 4m → 3m
  • 望遠カメラ視界 12m → 11m

0.45.0パッチでカメラの同時設置数に制限がかかりました。

  • 監視カメラ – 3つ
  • 望遠カメラ – 3つ
  • 偽装カメラ – 5つ

監視カメラ、望遠カメラ、偽装カメラ

アイテムとして設置できるカメラもあります。

監視カメラは、素材と一緒に箱から拾うことができます。

望遠カメラは、監視カメラと双眼鏡をクラフトすることで作れます。

望遠カメラをクラフトすると3個も出来るので数も確保できます。
上が監視カメラ、下が望遠カメラの視界です。
マップで見た時の視界の差です。

望遠カメラと監視カメラはこんなにも視界の広さが違います(アイテムのカメラの視界には昼夜は関係ありません)。

アイテムのカメラの視界の範囲では、アイソルのEや短剣の武器スキルなど、透明化した敵を視認し、対象指定(通常攻撃をしたり対象指定スキルを当てたり)することができます。

左が通常時のジャッキー、右が短剣スキルで透明化したジャッキーです。
透明化したのは自分自身なので、うっすら見えています。

カメラを置いていない場合、敵が透明化したら全く見えません。

自分の置いた(デュオスクアッドの場合は自分のチームの置いたものも含まれる)カメラの範囲内であれば、透明化した敵も上の写真の右のジャッキーのようにうっすらと見えます。

偽装カメラ

ナタポンだけが作れるカメラです。

偵察ドローン

置ける距離:10m
視界範囲:5m
持続時間:7秒

視界のみ。透明と隠密の看破もなし。

EMPドローン


置ける距離:10m
視界範囲:5m
持続時間:7秒

ポイント
  • 監視カメラはできるだけ望遠カメラにして使いましょう。
  • アイソルや短剣を装備している相手と戦うときは監視カメラか望遠カメラがないと追うことができません。

カメラの使い方

カメラは人の通りやすい場所に置いて接近を把握する以外にも使い道があります。

ブッシュ待機を警戒してカメラを置く

騒音マークの出た方向へ自分も騒音を出しながら移動する場合(序盤の素材探索など)や、CCTVによって誰かに見られたことがわかった場合、相手に待ち伏せされている可能性があります。

ブッシュで見えないことを利用してメレーキャラが一気に間合いを詰めてきたり、レンジキャラが不意打ちをして当てにくいスキルコンボを当ててきたり、ブッシュを罠で埋め尽くしているところに踏み入れてしまったり…。

そのような待ち伏せを受けて処置されないように、怪しいブッシュの端にはカメラを置いて中を確認しましょう。

ブッシュギリギリにカメラを置いて、ブッシュで待たれていないか警戒しましょう。
手前すぎてブッシュの外に置いてしまうと中が見えないので注意しましょう。
偵察ドローンがあるならそちらの方が遠くから確認出来て安全です。

スキルでブッシュチェックできるキャラは、スキルの方が遠くからチェックできたりカメラを節約できるのでそっちでやった方がいいです。

ブッシュ内や壁越しに通常攻撃、対象指定スキルを当てられるようにする

通常攻撃、スキルの説明記事で書きましたが、通常攻撃と対象指定スキルは範囲内でかつ視界が取れていれば出すことができます。

なので、壁越しに相手がいるとわかっている場合カメラを追いて視界に収めることで通常攻撃か対象指定スキルを発動できます。

レンジ系のキャラは勿論、「龍の胴服」を装備した「雪」のQ「面!」が飛んできたり、レイピアの武器スキルの飛びつきで壁を越えて接近されたりと、壁越しの視界はかなり重要です。

こういうところで反対側にカメラを置くと通常攻撃や対象指定スキルを当てられます。

特に建物内などでレンジキャラに壁越しカメラを置かれた場合、左右に逃げても回り込まれるため、カメラを壊すまで撃たれ続けるしかなくなります。

安全地帯の罠を看破する

カメラの視界範囲内にある罠は、位置がわかり壊せるようになります。

罠の近くに置いてしまいがちですが、望遠カメラの効果範囲はかなり広いので少し離れた場所か、ブッシュの中に隠してしまってもOKです。
自分の後ろ側に置くと、壊されにくいです。

右下のブッシュにおいてある望遠カメラで、コンソールの周りは十分視界が取れています。

そうすることで相手にカメラを壊されにくい状態で最終円の視界をとったり、罠を看破したりできます。

監視カメラでは遠くまでの視界はとれません。
ポイント
  • ブッシュ待機を警戒して、カメラやスキルを使いましょう。
  • カメラで視界をとれば、通常攻撃や対象指定スキルを当てることが出来ます。
  • 最終安全地帯で罠を看破するためのカメラは、望遠カメラなら遠くからでも十分です。監視カメラは範囲が狭いので、できるだけ望遠カメラにしましょう。

まとめ

この記事のポイント
  • バトロワゲームでは基本的に逃げるにも襲うにも待ち伏せするのにも、必ず相手の存在に気付くところからです。
  • 視界は直接ダメージには関わらないが、戦略を立てる上で非常に重要となります。
  • 視界が取れていないところの敵は見えないが、オブジェクトの有無やタイマーは見える。
  • 夜は視界が狭くなるので、初日夜からはコンソールを起動する。
  • 定点カメラの活性化時間は3分。
  • 定点カメラから見られたら、敵から見られている可能性がある。
  • 朝のタイミングでは、必ずMボタンを押して全体マップを確認し、衛星レーダーの情報をできるだけ得る。
  • 監視カメラはできるだけ望遠カメラにして使う。
  • アイソルや短剣を装備している相手と戦うときはアイテムカメラがないと追うことができない。
  • ブッシュ待機を警戒して、カメラやスキルを使いましょう。
  • カメラで視界をとれば、通常攻撃や対象指定スキルを当てることが出来ます。
  • 最終安全地帯で罠を看破するためのカメラは、望遠カメラなら遠くからでも十分です。監視カメラは範囲が狭いので、できるだけ望遠カメラにしましょう。